活用事例
SwitchBotなどの対応センサー×Sustiraを、企業・工場・店舗でどう使うか。
Sustira(サスティラ)は、SwitchBotをはじめとする対応センサーで取得した温度・湿度・CO2濃度・電力・水漏れのデータを継続記録し、働く環境を数値で説明できる状態を作る法人向けの環境データ基盤です。
本ページの事例は、オフィス・工場・倉庫・店舗・医療施設など業務利用(B2B)を想定しています。なお、法令・制度上、検定・校正された専用計測器が求められる温度管理(医療用医薬品の保管など)にはご利用いただけません(詳しくはFAQ)。
オフィス・会議室のCO2・温湿度管理
会議室が息苦しい、席によって暑い・寒いが偏る、換気が適切かどうか答えられない——。事務所衛生基準規則では室温18〜28℃・相対湿度40〜70%、CO2濃度は1,000ppm以下が目安とされています。CO2センサーと温湿度計を執務室・会議室に置くだけで、体感ではなく数値で答えられる状態を作れます。
上場企業では、有価証券報告書のサステナビリティ情報(人的資本)や統合報告書、健康経営度調査(健康経営銘柄・健康経営優良法人)への回答で、換気設備の整備や快適な職場環境づくりといった取り組みを社外に示す場面があります。測定値そのものを公表する例はまだ限られますが、記載した取り組みの裏付けとして「いつ・どの部屋で・どれだけの数値だったか」を示せる継続記録があれば、開示担当や衛生委員会からの問い合わせに即答できます。
よくある課題
- 会議室の換気が十分か説明できない
- 空調の温度むらへの不満に感覚でしか答えられない
- 健康経営・衛生委員会向けの資料作成に手間がかかる
- 有価証券報告書・統合報告書に書いた「職場環境の整備」の裏付けが手元にない
設置するデバイス例
- CO2センサー(会議室・執務室)
- 温湿度計Pro(フロア各所)
- Hub 2(フロアごとに1台)
Sustiraでできること
- CO2濃度1,000ppm超過をメール/Slack/LINEで通知
- フロア・部屋ごとのダッシュボードを社内共有
- 月次の報告用にCSVエクスポート
工場・製造現場の作業環境記録
2025年6月から職場における熱中症対策が義務化され、暑熱環境の把握と記録の重要性が高まっています。防水温湿度計を現場や屋外併設エリアに設置すれば、作業環境の温湿度が自動で記録され、品質面でも材料・仕掛品の保管環境を数値で残せます。※暑さ指数(WBGT)そのものの計測には専用のWBGT計が必要です。Sustiraは温湿度の継続記録として、対策の基礎資料づくりを支えます。
よくある課題
- 現場ごとの暑熱状況が記録に残っていない
- 保管環境を問われても示せるデータがない
- 紙の記録簿への転記が続かない
設置するデバイス例
- 防水温湿度計(現場・屋外併設エリア)
- 温湿度計Pro(事務所・休憩室)
- Hub 3(棟ごとに1台)
Sustiraでできること
- しきい値超過を現場責任者へ即時通知
- 期間比較で夏季対策の前後を検証
- 対策の記録・説明資料としてCSV出力
倉庫・物流拠点の保管環境記録
取引先から保管環境の説明を求められる、温度に敏感な商品を扱う、夏場の庫内温度を把握できていない——。倉庫の温湿度は「測っていないと答えられない」典型例です。電源や通信設備が限られる環境でも、ハブとセンサーだけでスモールスタートできます。
よくある課題
- 荷主・取引先に保管環境を示す記録がない
- 庫内の場所による温度差が分からない
- 雨漏り・結露に気づくのが遅れる
設置するデバイス例
- 防水温湿度計(庫内各所・軒下)
- 水漏れセンサー(雨漏り・結露の懸念箇所)
- Hub 2(庫内の電波状況に応じて増設)
Sustiraでできること
- 保管環境の連続記録をCSVで提出
- ルーム単位で庫内エリアを整理して比較
- 異常時の通知で被害を最小化
店舗・飲食店の温度管理と閉店後の見守り
HACCPの考え方を取り入れた衛生管理では、温度管理の記録が日常業務になります。売場・バックヤード・厨房まわりの温湿度を自動記録すれば、手書きの記録簿を補完でき、閉店後の空調切り忘れや冷機トラブル、水漏れにも通知で気づけます。数台からの小規模店舗なら、月額19,800円のBaseプランで始められます。
よくある課題
- 温度記録が手書きで、抜け漏れ・属人化が起きる
- 閉店後・休業日の異常に翌朝まで気づけない
- 多店舗の状況を本部で把握できない
設置するデバイス例
- 温湿度計Pro(売場・バックヤード)
- 水漏れセンサー(厨房・水回り)
- プラグミニ(冷機・什器の電力)+ Hub 2
Sustiraでできること
- 記録の自動化で記入漏れを防ぐ
- 閉店後の温度上昇・水漏れを通知
- 本部から全店舗のダッシュボードを一覧
サーバー室・IT機器室の監視
専任者のいないサーバー室・機器室こそ、無人の時間帯の異常が事故につながります。ラックまわりの温度、空調の効き、漏水、電源系統の電力を常時記録し、しきい値超過を通知。専用の環境監視装置を導入するほどではない小規模なサーバー室・通信機器室に適しています。
よくある課題
- 夜間・休日の空調停止に気づけない
- 漏水・結露の検知手段がない
- 専用監視装置は高価で導入しづらい
設置するデバイス例
- 温湿度計Pro(ラック吸気側・室内)
- 水漏れセンサー(床・空調ドレンまわり)
- プラグミニ(機器・空調の電力)+ Hub 2
Sustiraでできること
- 温度上昇・水漏れを即時通知
- 電力使用の推移から異常を把握
- 障害報告用に環境データをCSV出力
クリニック・薬局・検査室の保管温度記録
診察室・待合室・保管室といった院内環境の温湿度は、継続記録と逸脱時の即時通知で管理の負担を減らせます。保管室に温湿度計を設置すれば、記録簿への手書き転記をCSV出力に置き換えられます。※医療用医薬品・ワクチン・血液製剤など、法令やガイドライン上、検定・校正された専用温度計や専用の温度監視システムが求められる保管管理にはご利用いただけません。室内環境の把握と、専用システムを補完する参考記録としてご活用ください。
よくある課題
- 保管温度の手書き記録が負担になっている
- 夜間・休診日の温度逸脱に気づけない
- 記録の抜け漏れを指摘されることがある
設置するデバイス例
- 温湿度計Pro(保管室・薬品棚まわり)
- CO2センサー(待合室の換気把握)
- Hub 2(受付・バックヤード)
Sustiraでできること
- 温度逸脱をメール/LINEで即時通知
- 室温・保管環境の履歴をCSVで整理
- 待合室の換気状態も合わせて見える化
電力の見える化・省エネの第一歩
省エネや電気代の説明は、「どの機器がどれだけ使っているか」を測るところから始まります。スマートプラグを対象機器に挟むだけで、機器単位の消費電力と電力量を継続記録。施策前後の期間比較で、削減の取り組みを数値で示せます。
よくある課題
- 機器単位の電力が分からず削減余地を特定できない
- 省エネ施策の効果を数値で示せない
- 全体の電力データはあっても現場単位の内訳がない
設置するデバイス例
- プラグミニ(空調・冷機・OA機器・補機など)
- Hub 2(エリアごとに1台)
Sustiraでできること
- 機器・エリア単位の電力を可視化
- 施策前後を期間比較で検証
- 電力量データをCSVで報告資料に
ビル・施設管理と複数拠点の一元管理
拠点や建物が増えるほど、環境データは「現地に行かないと分からない」状態になりがちです。グループ・ルーム機能で拠点・フロア・部屋を階層的に整理し、本部や管理部門から全拠点の状態を一元把握。巡回点検の間を埋める常時記録として機能します。
よくある課題
- 拠点ごとの管理がバラバラで比較できない
- 巡回時しか現地の状態が分からない
- 報告書のためのデータ収集が手作業
設置するデバイス例
- 各拠点に Hub 2 / Hub 3 を設置
- 温湿度計・CO2センサーを用途別に配置
- 水漏れセンサー(機械室・水回り)
Sustiraでできること
- 拠点横断のダッシュボードで一元把握
- グループ/ルームで拠点・部屋単位に整理
- 台数が多い場合はGovernance・Enterpriseで対応
レストランのキッチン・フロア・冷蔵設備の環境記録
夏場のキッチンは40℃近くまで上がることもあり、2025年6月から義務化された職場の熱中症対策は厨房も例外ではありません。キッチンの暑熱環境、フロア(客席)の快適性、冷蔵・冷凍庫の庫内温度を、対応センサーでまとめてデータ取得し、手書きの温度チェック表に代わる記録を残せます。
よくある課題
- 厨房の暑さが記録に残らず、スタッフの負担を説明できない
- 冷蔵・冷凍庫の温度チェックが手書きで続かない
- 客席の空調が適切か感覚でしか分からない
設置するデバイス例
- 防水温湿度計(キッチン・冷蔵/冷凍庫内)
- 温湿度計Pro(フロア客席)
- Hub 2(店舗ごとに1台)
Sustiraでできること
- 庫内温度の異常をメール/LINEで即時通知(閉店後も)
- 厨房の暑熱ログを整理し、労働環境の改善に活用
- 温度チェックの記録づけをCSVエクスポートで補助
映画館・シアターの換気・温湿度管理
上映中のシアターは密閉度が高く、満席時はCO2濃度が上がりやすい空間です。スクリーンごとにCO2センサーを置けば、換気が機能しているかを数値で確認でき、「換気の見える化」を来場者への安心材料にできます。ロビー・売店を含む館内全体の温湿度と電力も、まとめて一括管理できます。
よくある課題
- 上映中の換気状況を確認・説明する手段がない
- スクリーンごとの温度むらに感覚でしか対応できない
- 深夜・休館日の館内の異常に気づけない
設置するデバイス例
- CO2センサー(各シアター)
- 温湿度計Pro(ロビー・売店)
- Hub 3(フロアごとに1台)
Sustiraでできること
- シアターごとのCO2をダッシュボードで一括管理
- 上映スケジュールと突き合わせて換気を検証(期間比較)
- 換気の取り組みを数値で説明・館内掲示に活用
活用事例についてよくあるご質問
Sustiraは個人・自宅でも利用できますか?
はい、ご利用いただけます。個人・個人事業主の方のご契約も可能です。ただし、Sustiraは企業・工場・店舗などの業務利用を想定して機能と料金(月額19,800円〜)を設計しているため、ご家庭のスマートホーム用途にはコストが合わないことが多く、その場合はSwitchBot公式アプリのご利用をおすすめします。SOHO・自宅事務所の環境記録など、業務目的での継続記録・通知・CSV出力が必要であれば、規模を問わずご活用いただけます。
どの活用事例でも共通して必要な機器はありますか?
はい。センサーのデータをクラウドへ中継するハブ(現在はSwitchBot Hub 2 / Hub 3)が最低1台必要です。そのうえで、用途に応じて温湿度計・CO2センサー・プラグミニ・水漏れセンサーなどを組み合わせます。詳しくは対応デバイスと購入ガイドをご覧ください。
掲載されていない業種・用途でも利用できますか?
温度・湿度・CO2濃度・電力・水漏れの記録が必要な業務用途であれば、業種を問わずご利用いただけます。設置構成やプラン選定は導入相談からお問い合わせください。
医薬品・ワクチンなど厳格な温度管理が必要な用途にも使えますか?
いいえ。法令・制度・ガイドライン上、検定済み・校正済みの専用温度計や温度データロガー、専用の温度監視システムが求められる用途——医療用医薬品・ワクチン・血液製剤・治験検体の保管管理(GDPガイドライン等)、計量法上の証明に用いる計測、超低温保管など——では、Sustiraのご利用をお控えください。本サービスで利用するセンサーは一般用途向けのIoTセンサーであり、公的な検定・校正証明には対応していません。Sustiraは、保管室・待合室といった室内環境の把握や、専用システムを補完する参考記録としてご活用ください。
導入前に自社の環境で試すことはできますか?
はい。21日間のPilot(評価期間)で、実際のデバイスを接続して自社環境のデータ取得とダッシュボードの操作をお試しいただけます。
まずは自社の1拠点から
21日間のPilotで、実際の環境データを使って評価できます。
デバイス選定の段階からのご相談も歓迎です。
